MP3 Player RIO PMP300 (99/10/13)


 とうとう買っちゃいました。^^ MP3プレーヤーRIO PMP300 (内蔵64MB版)です。
PMP300外箱 PMP300全景 PMP300液晶パネル
最近、MPMANを皮切りにいろいろなMP3プレーヤーが出ていて物欲はうずいていたんですが(^^;、今使っているポータブルMDプレーヤーに比較して以下の点が気になり、結局手を出さずにいました。

  1. MD等のようにメディアが必要なく、設計上有利にもかかわらず意外と本体サイズが大きいこと。
    ( あまり小さくてはかえって使いにくいという話もあるかと思いますが・・・。)
  2. ほとんどのモデルで内蔵メモリ32MB、増設しても64MB止まりのため、事実上60分前後が記録の限界であること。
  3. MP3とはいえ、多分MDには音質面で劣ること。
  4. 価格面でこなれた感があるMDプレーヤに比較して結構割高であること。
    ( 今使っているのは\15,000で購入したものなんで)
 がしかし、先日アキバをうろついていた際に某ショップで64MB内蔵スケルトンタイプのRIOが\19,800で出ているのを見かけてしまいました。64MB内蔵しているので32MB増設すれば96MB。約90分程度の記録再生ができます。(*1) しかも、相場からすればかなり割安な価格設定となっていて(*2)、気がついたらお金を払っていました。^^;
 引っかかったのが、RIO自体それほど小型でないこととと、PCとの接続がパラレルポート経由であったこと(*4)ですが、MP3プレーヤも上記*3の理由もあり1台買わないとダメかなと思っていた矢先だったので、ここは目をつむることにしました。

PMP300,MD,FDとのサイズ比較

<パッケージ内容・外見>

 パッケージを空けてみると、本体、パラレル接続ケーブル、ドライバCD、サンプラーCDが入っていました。パラレル接続ケーブルはPC本体側、プリンタ用の両方のコネクタが付いていてプリンタも同時に繋いでおけるタイプです。RIO側はちょうとPCカードのブタのしっぽを繋ぐコネクタのような感じで直接RIOに接続します。特にドッキングステーションは使わないタイプです。
 サイズは高さがFDと丁度同じ、幅はFDの3/4、厚さは単三電池の厚み+αといったところです。重量もMDプレーヤに比較して軽く(*5)、思ったよりはコンパクトな感じです。

<使い勝手>

 本体正面には液晶パネル再生・一時停止・停止・早送り・巻き戻しのコンボボタン、ボリューム上げ下げ、ランダム再生、リピートモード(1曲・全曲)、A-B間リピートのボタンがあり、普通のヘッドホンステレオ程度の機能は持っています。また本体上面にMENU(メモリ空きの表示)、EQ、INTROの各ボタンがあります。INTROはその名の通りイントロ再生で、EQはイコライザです。イコライザにはノーマル(補正なし)、Classic(残響追加?)、JAZZ(低域ブースト)、ROCK(低域、高域ブースト)の4モードあります。個人的にはこの種の補正は好きじゃないんですが、RIO本体のヘッドホンアンプの特性なのかヘッドホンの特性なのか、NORMALでは高域よりで軽い音になってしまうんで、JAZZモードで聞いてます。

RIOマネージャ  PC本体からRIOへのMP3ファイルのダウンロードはRIO-Managerと呼ばれる右のイメージのツールで行うことができます。MP3ファイルをDrag&Dropしてリストに追加した後、downloadボタンを押すことでRIOにデータがダウンロードされる仕組みです。転送速度はパラレルポートですから4MB程度のファイルで20秒ちょっと位ですね。速くはないですが、ストレスが溜まる程ではありません。
 その他、曲順の変更も簡単にできます。あと、ビットレートが112kbpsとか48kbpsなどのデータも再生できました。(*6)

<音質>

 個人的にはやはりMDの方が作りがこなれているせいなのか、音質(アナログ回路の出来)はMDの方に一日の長があるように思います。(やっぱり、S○NYは老舗のオーディオメーカーだし) RIOの方は全般にちょっと歪みっぽい感じです。ただ、ノイズ(騒音)の多い場所で使うことが殆どですし、実用上はまったく問題ないレベルです。特にコンパクトカセットベースのヘッドホンステレオを使っていてそれほど音が悪いと思わない人なら十分高音質に感じられることでしょう。
 今回は特に使い勝手の面(PC上で曲の管理ができる)を重視してRIOを購入したので我慢できる範囲内です。
*1 本当はDAT Walkmanで長時間モード(32kHz,非直線量子化12bit)を使った際の4時間程度の記録時間が欲しいのですが。(^^;
*2 内蔵32MBのブラックタイプのPMP300が同じ位の値段。
*3 MDベースで自力の記録再生を行うためには、再生専用ポータブルMD、録再ポータブルMD、Digital-out付きポータブルCDプレーヤーが必要なのです。しかもポータブルCDはこれに該当するものを持っていないという。
*4 寮に持ち込んでいるマシンにはIRQの空きがないのでパラレルにIRQをひとつ持って行かれるのは辛い。;_; USBだったら良かったんだけど・・・。
*5 そりゃ、アルミダイキャスト製のMDと比較すりゃ軽いに決まってますが。(^^;
*6 LCDパネルにはちゃんとビットレートが表示されます。

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