PCセレクタ Changer KVM-4を試す


PCの台数が増えてきましたんで(^^;、1台導入しました。

一組のモニタ、キーボード、マウスで複数のPCをコントロールできるこの種のセレクタにはいろいろありますが、どれも意外と高価です。それというのも、そもそも数が出ない商品であることもありますが、繋がっているPCに対してキーボード、マウスが繋がっているように見せかける特殊な動作をしなければなりません。この辺りが普通の機械SW式のセレクタとは違いコスト高になってしまう要因でしょう。

この種の製品としてはいくつか有りますが、2系統の切り替えで1.5万円前後、4系統で3万円前後します。しかも、各PCとの接続ケーブルが別売りで1本\3,000前後もするものもあります。

今回購入したのは Corega の KVM-4 で4系統のセレクタで、\24,800dで購入しました。ケーブルが4本同梱されていてACアダプタも必要無く、1920x1440の解像度まで対応するということでこれに決めました。実はjustyのほぼ同スペックのセレクタが\19,800であったんですが、こちらは1280x1024の解像度までサポートということで、KVMの方が映像信号の劣化がスペック上低いみたいです。結構高いものなので後悔することがない様、KVMの方を購入しました。

KVM4箱 KVM4正面

本体はVHSビデオテープを一回り小さくした大きさで、オールプラスチック製のため軽いです。付属のケーブルは1.2mが2本、1.8mが2本の計4本です。本機専用ケーブルということですが、モニタ、キーボード、マウスのケーブルが一体化していて、モニタケーブルが丁度延長ケーブルの様に片側がオス、もう片側がメスになっている以外は普通のものです。市販のPS/2ケーブル2本+モニタ延長ケーブルでも代用できそうな感じです。1920x1440サポートということでモニタのケーブルはかなり太く性能は良さそうです。

KVM上面

ケーブルは↑の写真の様に5方向から接続し、前面(↑の写真の右側)にはマニュアル切り替え用のスイッチがあります。本体が小さいだけに、ムカデに様にケーブルが伸びて体裁は良くないですね。^^; あとケーブルが結構太くて硬いのでケーブルのテンションで本体が簡単に動いてしまい、適当な位置に固定するのが難しいという問題もあります。

# 金属製で大きいセレクタも見かけますが、実は↑のような問題をクリアするためかもしれません。

早速接続して使ってみましたが、これは便利です。質的にも接続しているサブモニタで使っている1024x768@75Hzでは差が判らず良好です。1408x1024@75Hz、1600x1200@60Hzもチェックしてみましたが、ちょっと発色が悪くなったような気がするようなものの、文字のエッジのにじみなどは殆ど無く、実用上全く問題ないレベルです。これなら、不便さを我慢していることはないですね。

PCの選択は本体のスイッチ、またはキーボードの操作でできます。選択されたPCは対応する本体のLEDが点灯して判る様になってます。ただ、キーボードでの切り替えは

  1. Control + Alt + Shiftを同時に押す
  2. 選択したいPCに対応するフルキー1〜4を押す
  3. enterキーを押す
という3ステップを行わなければならず、結構面倒です。本体のスイッチ操作と同様の機能を1ステップのキー操作でできれば良かったのですが、これはできないようです。この他、3秒周期で自動的にPCを切り替えるとか、shiftキーだけで切り替えるモードもありますが、いずれにしてもモード切り替え時に上記3ステップと同様の手順を踏まないといけないので、このあたりはちょっと良くありませんね。


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